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関東管領府によって雇われている公儀巡回処刑人。
殺人、火盗などの重罪に関わった者を「処断首」と呼び、
これら犯罪者を断罪する役目を持つ。
風刃の字(あざな)の通り、鞘から抜き撃ちに斬りつける神速の抜刀術(居合の源流)である「斬法(ざんぽう)」の使い手で、トレードマークは、黒に染め上げた笠と黒衣、そして鞘まで鋼で出来た鉄拵え(くろがねそなえ)の刀。
闊歩する漆黒のその姿は悪人達から確実な死をもたらす者・・・
死神として、怖れられている。
元々は旧領(管領府成立以前の地方領)の名流の出自であるようだ。それが何故管領府に雇われ、なおかつ忌み嫌われる「処刑人」となったのか…?
ひどく無口で、最小限の必要な事柄以外ほとんど言葉にしない彼から、
その由来を聞くのは困難だろう。
非情かつ、クールな処断に際した行動から酷薄な性格と受けとられる事が多く、当人もあえてこれを否定しない。
だが、その冷たい表情の下に優しい素顔が隠されている事を知っている者が、少ないながらも存在する。


お尋ね者を狙い打ち、その首にかかった賞金で生業を立てる賞金稼ぎ。
抜け目がなく、ついた字(あざな)が「イズナ」、
つまりイタチのことである。
下層階級の出身で上昇志向が強く、金銭への執着は強いが、
それは子供じみた夢想といったニュアンスが強く、
饒舌で陽気な性分と相俟って、憎めない人柄を形成している。
捕縛術、小太刀に特に秀でる。



公儀目付け役。管領府評定所と処刑人との連絡役を
受け持つ事から「ツナギ」と呼ばれている。
また、処断首の捜査や処刑人のサポート役に回ることもある。
だが、
処断首に直接手を加える事は認められておらず、
その任務は追跡や牽制に留まる。
「ツナギ」の者はほとんど皆、処断首の生き残りであり、
管領府側に何らかの弱みを
握られ働かされている者が多い。
この闇助も同様である。
投げ苦無を操り、体術等に秀でている事から忍び崩れであると思われる。
管領府評定所勤めの役人。蓮の直属の上司に当たる。
気が短く、頭に血が上りやすい性格。
小心者の小役人、中間管理職といった趣で、部下である
蓮の操縦も、時にままならない様子である。
しかし、決して人品卑しからぬ風体の蓮・・・
その彼が何故公儀巡回処刑人に身を窶しているか・・・
その理由を知る管領府の人間の一人である。
